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はじめに

 

〔財〕北九州国際技術協力協会(KlTA)は、開発途上国の持続可能な発展に寄与することを目的として、北九州地域に蓄積した工業・環境分野の技術協力を中心とした業務を実施する民間団体です。
本協会では、今後の北九州地域における環境協力事業の拡充に対応するため、広くこれに協力・支援する人材を養成し、その確保を図っております。
このたび、この一環として、環境専門家として国内外の環境保全活動に携わることが予定される方々を対象に、環境保全人材養成研修を実施します。

 

1.研修のねらい

 

我が国を代表する物流・生産拠点都市として発展してきた北九州地域では、過去急速な産業活動の拡大に伴う激甚な公害に見舞われた時期がありますが、市民、事業者、行政など関係者の努力によってこれを克服した経験を有しています。
しかし、近年環境問題は、産業公害問題から自動車公害や廃棄物問題等に代表される都市・生活型公害問題といった身近なもの、さらには地球温暖化や酸性雨などの地球的規模の環境問題へと複雑化・多様化してきており、人類の生存基盤をも脅かす深刻な間題に発展しています。特に、地球の環境を損ねている原因をたどれば、日常の生活や生産活動が深く関わっており、地球・国レベルの枠組みに加えて、地域における足元からの取り組みが必要となっています。
環境に対する意識の向上を図り、さらに地域環境及び地球環境保全に向け、主体的・積極的な環境に配慮した行動を身につけるためには、環境に関する正しい理解を涵養するためのきめ細かい情報の提供が必要です。
このような背景の下、この環境保全人材養成研修は、環境専門家として国内外の環境保全活動に携わることが予定される方々に対し、専門家として必要な能力を養成することを目的として実施するものです。
したがって、研修内容は、国内外において環境専門家として活動する際に必要と考えられる環境問題の原因の構造に関する知識や解決のための技術的な対応、環境状況に対する評価等の能力を身に付けることをねらいとしています。さらにこれらに加え、近年地球環境問題に対する世界的な関心の高まりから、開発途上国に対する国際協力のしくみ、技術移転、語学研修等といった「環境国際協力」についても、それぞれ概念説明から事例研究までを含む幅広い研修を行います。

 

2.参加資格

 

参加資格は、次の各号のいずれにも該当する方とします。
(1)環境専門家として活動が予定及び期待される方
(2)全期間受講できる方で、心身共に健康な方
(3)年令 原則として30才以上
(4)学歴 技術協力に従事できる何らかの分野を有すると認められる方
(大学において当該分野に関する課程を修めた方、またはこれと同等以上の専門知識を有すると認められる方)
(5)経験 5年以上の実務経験を有する方

 

 

 

 

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